レンタルサーバー探しの考え方 実践編4!
その1,2,3からの続きです。
レンタルサーバー探しの考え方 実践編1! - それはserverの人生だった
レンタルサーバー探しの考え方 実践編2! - それはserverの人生だった
レンタルサーバー探しの考え方 実践編3! - それはserverの人生だった
レンタルサーバー探しの考え方として考えられる3つの内容のうちから、今回は「障害情報と安定性」についての話でこれで終わりになります。
- サーバーの設置場所/設置環境
- サポート体制
- 障害情報と安定性
障害情報
この会社のレンタルサーバーは、どのくらい安定稼動しているのか?
という事を知るためには、その会社のサイトが掲載している「障害情報」を見ると見えてきます。
「X時X分、メール送受信ができないという障害が発生しました。」
「X時X分、復旧致しました。」
現在の情報だけでなく、過去にどんな障害が起きたか?そして、どの程度の頻度で起きているか?が重要となります。
正直に公開しているところは、数ヶ月から半年に1回ぐらいは、何らかの障害が起きているはずです。
障害の内容によっては、それほど目くじらを立てる必要もないです。
例えば、早朝6時から7時の間、メールの送受信ができなくなったとしても、メールなんて基本的には不安定なもなので半年に1回程度ならそれは許せる範囲で、24時間いつもメールを送受信しているはずなど無いはずです。
障害0のサーバーなんて有り得ないので、ある程度の障害には目を瞑るしかないのです。
逆に言えば、障害情報を公表していないサイトは、かなり怪しいです。
よほどの大手レンタルサーバー会社で無い限り、障害情報が載ってないってことは障害が無いってこと!?と思いたくなりますが、そんなはずは有り得ません。
障害発生頻度(安定性)という面から見たとき、プロバイダの無料ホームページスペースのほうがよほど安定性が高い(障害が少ない)と思ったほうが健全です。
プロバイダは膨大な加入者を抱えているので、初期設備投資も膨大で優れたサーバー環境を提供しています。
もちろん安定稼動を第一に考えて運用しているので、不良プログラムが暴走するリスクを防ぐために自作cgiの設置を禁止しています。
サーバーレンタル業務だけなら、プロバイダじゃなくても、ぶっちゃけ誰でもできます。
あなたは自宅以外に別荘を借りようとしているのです。
その別荘代金がレンタルサーバー代金、だから別荘を借りるということはお金がかかるということです。
あなたに最適な別荘が見つかることを祈っています。
成功のポイントは、レンタルサーバーはスペックよりも環境を重視する事!
レンタルサーバー探しの考え方 実践編3!
その2からの続きです。
レンタルサーバー探しの考え方として考えられる3つの内容のうちから、今回は「サポート体制」についての話です。
- サーバーの設置場所/設置環境
- サポート体制
- 障害情報と安定性
「サーバーなんて立ち上げたら、あとは放っておくだけだから電話サポートなんてどうでもいい。」
と思ってると、あとで痛い目にあう可能性があります。
絶対に故障しないサーバーなんて有り得ません!
例えば、仕事で担当している大手通信事業者のサーバーの場合、全ての設備が冗長構成(予備のサーバーを用意し、メインが落ちたらすぐ予備に自動的に切り替わる仕組み)になっていますが、それでもダウンする事があります。
もちろん落ちた瞬間は騒ぎになりますが、自動復旧機能のおかげでサービスには大した影響が出ない仕組みになっています。
ようするに、それぐらいサーバーの稼動安定性を確保することは難しいということを理解して欲しいです。
もしあなたが「サイトに繋がらない、FTP通信出来ない、メールが受信できない」
などの状況に陥った場合、電話やメースで即座に理由と状況を聞ける体制は重要なのです。
夜間だから受け付けられない、土日は休みだから月曜日まで待つ、なんて業者もいます。
そうしている間にも、あなたのサイトのファンは逃げていくわけです。
なので電話サポート体制が充実しているかどうか?という点も無視してはいけないのです。
電話対応の人件費がかかるから高くなるが、いざと言う時の保険と考えれば安いものかもしれません。
レンタルサーバー探しの考え方 実践編2!
その1からの続きです。
よくあるパターンでA社B社2つのサンタルサーバー会社がある場合、「B社のほうが容量も多いし、価格も安い!」でも、A社もB社も、
- サーバーの設置場所/設置環境
- サポート体制
- 障害情報と安定性
必要な情報が不明瞭なためどちらが良いかは判断できない、なんて事はよくある話です。
ではレンタルサーバーの設置環境はどう考えればいいのでしょうか?
今回はサーバーの設置場所/設置環境についてお話していきます。
サーバーの設置場所
インターネットは世界中に繋がっているから、サーバーはどこに設置されていても関係無いと思っている人は現在では少ないかもしれません。
確かに、日本にいても、アメリカのサイトや、フランスのサイトなど、他国のサーバーに比較的高速でアクセスできはします。
しかし、日本人向けのホームページを作るなら、サーバーの設置場所も日本国内にすることを奨めます。
理由は、「物理的な距離が遠くなるほど、途中で物理的なネットワーク障害が起きる確率が高くなる」からです。
インターネットという通信ネットワークは、音声電話回線網よりも信頼性が低いです。
携帯電話は別として、あなたが公衆電話や自宅の電話で話しているときに、いきなり切れたという経験はどれほどあるでしょうか。
ほとんど無いか、あっても記憶していないほどでは無いでしょうか。
それぐらい、音声通話ネットワークは安定していると言えます。
救急車や110番するときに、電話がつながらない!なんてことになったら大騒ぎです。
しかし、インターネットが、繋がらない、遅い、 途中で切れるのは度々あるわけで、ようするに不安定なのです。
ADSLとて8Mとか12Mとか言っておきながら、実質はその半分の速度も出ないのが常識でした。
そのため「最大12M」と言っていたわけです。
電話網とインターネット網はプロトコルが違うから当然なのですが、webサイトの場合どうせ更新すれば再表示されるから、それほど気になりません。
とは言えより快適なアクセス環境を実現するためには、少しでも繋がりやすい場所にサーバーを置くに越したことは無いわけです。
日本から海外のサーバーにアクセスするということは、日本から海外まで数百kmも伸びた通信回線を、データが送受信されるということです。
もちろんその途中では様々な通信事業者の通信機器(ゲートウェイやルーターなど)を経由し、そのどこかで何らかの障害が発生した場合に、
繋がらないや遅いという現象が起きます。
だからサーバーまでの物理的な距離は近いに越したことは無いですし、出来るだけ少ない経路で到達するほうが望ましいわけです。
海外サーバーにもメリットはあり、国内サーバーに比べて圧倒的に価格が安いことです。
アメリカなどは日本に比べて土地も広く、年間通して気候が低く安定している地域もあり、日本よりもインターネット先進国が圧倒的に多いです。
設置場所の土地代や維持費も安く、国と土地によってはそれなりに設備もしっかりしているでしょう。
ハードディスクも大容量の割には、月額使用料が安いのでお買い得感もあったりします。
海外サーバーのもう一つの利点は日本との時差です。
例えばアメリカの場合、日本とは昼と夜が逆転するので、日本でのアクセスピークの時間帯、午後11時から深夜2時ぐらいまで、アメリカでは真っ昼間なのだから、通信回線やサーバー資源をフルに使えます。
このように、国内も海外もそれぞれに利点があります。
どちらを選ぶかは自由ですが、やはり私個人的には国内設置を薦めます。
間違っても価格の安さだけで選ばないように注意してほしいです。
サーバーの設置環境
設置場所と同じぐらい重要なのは、その設備です。
電源管理、入局管理、耐震管理、空調管理、監視、保守体制etc...
電源管理は、サーバー管理の基本です。
停電しても、サーバーへの電源は供給し続けなければならず、予備電源装置の確保は大切です。
例えばノートパソコンをサーバーにすれば、バッテリーで多少は時間稼ぎできますが、あまり現実的ではないし本来その程度のレベルで済む問題ではありません。
複数のサーバーを扱うデータセンターの場合、そのサーバー本体だけでなく、ルーターやハブなどのネットワーク機器全てに電源を供給し続けなければなりません。
忘れがちなのが、入局管理です。
単にデータをウイルスやハッキングから守るという意味だけではなく、サーバセンターへの物理的な侵入を防ぐという意味です。
もしあなたが、Googleのサーバーがどこに設置されているかを調べて、かつその場所に簡単に侵入出来て、そのサーバー本体に直接触ることができたとしたら、あなたは何をするでしょうか?
- 電源ケーブルを抜く
- 水をぶっ掛ける
- 備品を持ち出す
などの行為も可能ですが、そんなことしないとしても、ハードディスクを初期化して全データを削除するくらいは思いつくでしょう。
実際はそんなことよりもっと有益なことができます。
それはデータの改ざん、つまり書き換えです。
もちろん、ログインIDとパスワードを破るという壁はありますが、telnetでの接続が可能だという点ではかなり危険な状態です。
もしあなたが好きなように書き換えることができるとしたらなんでもありです。
つまりアクセスの多いサイトのページを独占するという行為は、テレビの生放送中のスタジオを占拠するのと同じぐらい危険な行為なのです。
ウイルスやハッキングなどの、ネットワークからの侵入だけでなく、物理的な侵入も防ぐことが大切なのです。
大手のレンタルサーバー会社は、自社専用のデータセンターを保有し、かなり充実した設備であなたが利用するサーバーを守っています。
そのかわり月額料金が高くなるわけです。
データセンター内部の様子を写真で公開しているサイトもあります。
実際に入室して確かめることはできませんが、写真を見るだけでもその雰囲気を確かめることができます。
内部の写真だけでなく、その管理体制や、建物の詳細情報を公表しているところも信用できます。
逆に一体どんな設備なのか?どこにあるのか?が不明確なレンタルサーバー会社はそれが確認できるまで、いろいろ調べた方がいいでしょう。
メールや電話などで直接その会社に問い合わせてみるのもありです。その応答内容や態度で信用できる会社かどうか?も判断できます。
続く…
レンタルサーバー探しの考え方 実践編1!
webサーバーを手に入れるには、レンタルだけでなく、いろいろな方法があることは以前書きました。
現実には、自前のサーバーを構築できるほどの時間的、知識的、経験的余裕を持っている人は少ないです。
逆に言えば、貴重な時間を費やすぐらいなら本業に集中したほうが幾分効果的です。
ベーシックな考えは「そのwebサーバーを使って、何がしたいのか?売りたいものがあるのか?」
と言った何がしたいかが重要です。
商品の仕入れ、コンテンツの更新、広告、販売戦略など、やるべきことがあります。
ほとんどの人はレンタルサーバーを利用することになるでしょう。
そこで、レンタルサーバーを借りる時の注意は、まず最初に考えなければいけないのは「価格の安さだけで決めないこと」です。
「同じスペックなら、安い方が良い!」という考え方は、レンタルサーバーには案外当てはまらなかったりします。
何度も言うように、レンタルサーバーの性能はそのハード的性能だけで決まるものでもなく、環境も含めて重要です。
では、「ハードのスペックを良くすること」と「サービスの環境を良くすること」ではどちらに、より多くのお金がかかるでしょうか?
答えは「サービスの環境を良くすること」です。
環境を良くするには、莫大な初期費用と維持費が共にかかります。
あなたにとって「スペックの良いレンタルサーバー」とは何ですか?
- CPUが高速である
- メモリがたくさん積んである
- ハードディスク容量が大きい
などが思い浮かぶだでしょうしある意味その通りです。
でもこれらは「使っているパソコンのスペックを上げる」のと同じ事です。
ようするに、初めから高性能パソコンを買ってくるか、自作パーツで増設すれば、誰にでも簡単に実現できます。
一度作ってしまえば、気まぐれでも無い限り特に維持費はかからないでしょう。電気代ぐらいでしょうか。
それに対して「環境を良くすること」は、ものすごく大変です。
環境とは例えば「サーバーをどこに設置するか?」などで、その設置場所に繋がっている回線の速度や帯域が重要です。
そのサイトを見に来る人に対して、快適な接続環境を提供することが、サーバーの最大の使命です。
優れたコンテンツでも、表示速度が遅かったり、サーバーが見つかりませんな状態では無意味です。
サーバーの設置場所は高速で安定したバックボーンと繋がれている必要があります。
他にも停電時の対応、耐震構造、24時間365日の監視体制、冷却システム、入室管理セキュリティーなど、
「サーバーの安定した稼動を保証する」ための設備が必要になります。
サーバーは24時間365日稼動していて当たり前!
普通のパソコンのように「固まったら再起動すればいい!」という話では案外済まされないものです。
有名サイトのサーバーが落ちて、数時間でも使えなくなる事も有りますが、結構な機会損失なのです。
だから、サーバーの設置環境を良くするためには莫大な費用がかかっています。
もちろん、個人レベルや小さな会社には到底真似できません。
しかしサーバーを作ること自体は、パソコンとapacheのようなアプリケーションサーバー用のミドルウェアを使えば誰にでも簡単に実現できます。
あなたが自分のパソコンで自宅にサーバーを構築してネットワークを解放し、それを誰かに有料で貸し出せば、あなたも立派なレンタルサーバー会社になります。
(さくらインターネットの創業はこれに似たような話から始まっています。)
とは言え、あなたの家が停電や火災が発生しない保証はあるか?火災で潰れない保証はあるか?泥棒がパソコンを盗む心配は無いか?サーバーの復旧を最優先でやってくれるのか?など、どんなに価格が安くても、意味不明なサーバー会社を選ぶと痛い目を見るのは目に見えているわけで、ここ10年で脈々と変なレンタルサーバー屋は消えてきたわけです。
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ドメイン取得キャンペーン中!「お名前.com」
現在ドメイン取得で有名なサービスは下記の3つが考えられますが、以前も良し悪しを含めて紹介していますが、大手のドメイン取得サイトの中で多くの場合進められるのはお名前.com で、現在キャンペーンをやっているのでそのれも踏まえた紹介です。
ドメインはランニングコストになるため、キャンペーンとして一時的に価格が下がることはありますが、既存ユーザが気にする事はないです。
お名前.com の場合、キャンペーンとして永久的に価格を下げるキャンペーンを行うこともあります。
元の価格を下げれば良いのですが、既存価格は維持したままになるので、既存のユーザは以前の高い価格のままで利用することになります。
移管がし辛いドメインには、ちょっと酷な仕打ちではあります。
金銭主義的なところがあるためオプションが多く、いまだにWhois代行がオプションだったりします。
とは言えドメインはランニングコストのかかるものなので、なんだかんだ言いながらお名前.com のキャンペーンは魅力です。
利用したい場合は適宜確認してキャンペーンを優先的に利用した方が圧倒的にお得です。
今現在、はてなでキャンペーンをやっているのは「.infoドメイン」取得に対する1年間無料キャンペーンです。
トップレベルドメインが.infoでいい場合有用なキャンペーンです。
各所でキャンペーンやっているので、ドメインが必要なのであれば利用してみましょう。
レンタルサーバーを借りてwikiをインストール [mediawiki]
MediaWikiは、GNUで配布されるウィキソフトウェアで、PHPで書かれておりDBにMySQLまたはPostgreSQLを使用出来るCMSです。また非公式でMariaDBにも対応しています。
元々はウィキペディアのために書かれました。
MediaWikiはその当初のターゲットであるウィキペディア、その姉妹プロジェクトである各種のウィキメディア・プロジェクト群で利用されています。
mediawiki
メリット
更新され続けているため発展性がある。
世界中にユーザーがいる。
wikipediaで使われている。
デメリット
pukiwikiよりちょっと複雑。
mediawikiを使っているwiki
mediawikiがインストールできるレンタルサーバー
検索して、mediawikiのインストールの仕方の解説手順まで出てきたレンタルサーバー
実用レベルでmediawikiの使えるバージョン確認
mediawikiの最新版。最新版ではphp7以降が使えるがわかる。
レンタルサーバーのphpのバージョンを確認する必要がある。
レンタルサーバーを借りてwikiをインストール [pukiwiki]
PukiWikiは、自由にページを編集できるCMS:コンテンツ管理システムで、昔はブログがわりによくサーバーに入れている人がいました。
結城浩さんのYukiWikiというWikiWikiWebタイプの掲示板を参考にPHPに移植したのがPukiWikiです。
pukiwikiと派生wiki
メリット
・mediawikiより利用が簡単。データベースの知識不要。さくらのレンタルサーバにMediaWikiをインストールする手順だけ。
デメリット
・作成者によるプログラムの更新は既に中止されている。そのため他の人が一部更新したバージョンで派生している。
・ユーザーは、ほとんど日本にしかいない。
pukiwikiを使っているレンタルwiki
pukiwikiそのものをつかっているwiki
pukiwiki plusを使っているレンタルwiki