改めて考える 「Xserver」 or 「wpX Speed」
以前XserverとwpX Speedについては記載していますが、同じ会社が運用しているこの2つの運用方針について考えます。
たまに比較サイトを見ると別の会社が運用しているような書きぶりをしているサイトを見かけますが、両方ともエックスサーバー株式会社が運用しています。
WordPress専用クラウド型レンタルサーバー『wpX Speed』
比較
wpX SpeedはWordPressに特化させたクラウド型のレンタルサーバーです。
以前は普通のレンタルサーバー型でも提供していましたが、クラウド型一本になりました。
エックスサーバーの特徴である、安定したサーバー、サポート体制などの会社規模の長所は引き継ぎ、
WordPressの表示速度を高速化すようにPHPに手を加えたサーバーで、WordPress運用をより円滑に扱えるように提供されています。
しかしPHPに手を加えている分、WordPressしか運用することができないといって差し支えないです。*1
別途何か作りたいとか、CMS動かしたいとかは基本方針としては無理です。サービスの対象外なので諦めましょう。
またサーバーにインストールされたディレクトリ構成も少し異なっていたり、phpMyAdminで触るデータベースなど細部も少し違っています。
速度検証でも、wpX Speedの処理は圧倒的に早く 一日を通して処理性能が安定しています。
Xserverも高性能で処理速度は悪くありませんが、古くからあるサーバーでの仮想環境のさがか、利用者によって速度がばらつく傾向にあります。
ちなみにヘテムルはエックスサーバーと大した差はなかったりしますが、値段も同じです。
2つを単純に比較するとわかるのが、明記されている情報には目立った機能差はほどありません。 容量と値段の差ぐらいです。
エックスサーバー自体がそこそこ高いレベルで負荷耐性があるため、普通のユーザーだとwpX Speedの恩恵を受けることは限りなく少ないです。
WordPressで運用している、極端にアクセスの多いサイトとかはいいですが、それでも限りなく企業向けです。
wpX Speedはクラウドサービスのため初期設定費がかかりません。そのため一番最小なW1プラン9ヶ月以下の運用であれば、Xserverより費用は安くなります。
しかし最小プランであっても、1年運用するとXserverより値段が高くなるため、注意してください。
W7プランが必要なのは老舗サイトぐらいだと思いますが、WordPressで運用している数千万から億ビューサイトがどの程度存在しているかは不明です。
結論
結論としては、初めてレンタルサーバーを利用する方や、アフィリエイトなどのネットビジネスを行いたい方は、従来の通りXserver(エックスサーバー)がオススメです。
始めてみてとんでもなくバズりまくったり、すでにWordPressでかなりの規模のサービスを運用している人は、比較的簡単に移行出来るので、費用見合いで乗り換えてみる価値ありです。
*1:抜け道はあるかも知れないけど未確認